サイトアイコン SE日記

OracleMasterSilverに一ヵ月で合格した勉強方法

はじめに

自慢ではありませんが、私はORACLE DB SILVER試験に10代のときに既に合格していました。当時のバージョンは10gでした。
では、その時と今とで大きく違いがあるかというと、ORACLEデータベースの根幹の仕組みは変わっていないと思います。確かにGUIや各機能は向上していますが、概念的に大きな変化はありません。

ただ、今後はよりクラウド化やビッグデータへの対応として、根幹の部分でも改良が加えられる可能性は否定できません。

そんなORACLEデータベースの資格の中でも中位の資格に位置付けられ、BRONZE試験から飛躍的にレベルの上がる「Oracle DB Silver」資格の試験対策、勉強方法について解説します。

「Oracle DB Silver」試験とは

試験の概要

ORACLE試験といえば日本ではベンダー試験の中でトップレベルの知名度を誇る試験です。中でもDB試験は一番メジャーな試験です。試験はレベル分けされており、BRONZE、SILVER、GOLD、PLATINUMの4レベルです。

DBの仕組みの概要とSQLを学ぶのがBRONZE、具体的なコマンドの基礎を身につけるのがSILVERです。BRONZEを合格した人だけが受験することができます。BRONZEの場合、データベースの概念とSQLが理解出来れば合格することができます。

つまり実機に振れたことのない方でも比較的受験しやすいと言えます。しかしSILVERは実際のORACLEのコマンドが問われます。実務経験がない方や実機に振れたことのない方には高いハードルとなります。

試験は120分、67 問で合格ラインがそれぞれ64%となっています。これは意外と高いハードルです。しかしきちんと対策をすることでクリアできるレベルです。

資格のメリット

1.ORACLEデータベースの構築、運用管理の方法の体系的な学習

この資格試験の学習を通して多くのことを学ぶことができます。ORACLEデータベースのインストールから構築、構築後の運用管理系のコマンドやスキルを身につけることができます。

2.就職や転職で有利

私は10代でSilverに合格していました。あまり就職前でSilverまで取得していた学生はいなかったため良い意味で目立つことが出来ました。ある大手ITベンダーの面接試験では「君は合格だ。ぜひ家に来てもらいたい」なんて言われてました。

この資格の威力は実際に就職してからも発揮されます。例えば同じように入社した同期の中でもデータベース資格を取得していることで、アプリSEかインフラSEか選択肢を与えられたりしました。
また、同じようにORACLE MASTERの資格を取得している先輩たちから、多くのことを学ぶきっかけになりました。

そしてSILVERまで合格したら、ぜひGOLDやEXPERT試験にチャレンジし、スキルアップを図ることをオススメします。

3.Oracle DataBaseの基礎技術をマスターすることで他者との差別化を図る

システムエンジニア、プログラマの多くがデータベースの知識が曖昧なままシステム開発を行っています。しかしORACLE MASTERの資格試験の学習を通して、体系的にリレーショナルデータベースの基礎技術を身につけることができます。

これにより、システム開発の際、顧客の要件だけでなく、性能要件やシステム稼働開始後の運用管理に至ってからのデータベースのメンテナンス性など、多岐にわたって考慮し、緻密に計算しながらシステム開発を進めることができます。

試験対策、勉強方法

1.王道のORACLE黒本で基礎知識の習得

一番初めに見るには、ORACLE SILVERの教科書(黒本)が分かりやすくオススメです。
その上で、後に掲載しているようなORACLEのテキストを読むとさらに理解を深めることができます。
SILVER試験にギリギリ合格するレベルではなく、余裕で合格できるレベルになることを目指しましょう!

オラクルマスター教科書 Silver Oracle Database 12c iStudyオフィシャルガイド [ 株式会社システム・テクノロジー・アイ林優子 ]

 

プロとしてのOracleアーキテクチャ入門第2版 図解と実例解説で学ぶ、データベースの仕組み [ 渡部亮太 ]

 

2.実機検証

ぜひお家のパソコンにORACLEをインストールしてパラメータをいじってみてください。ORACLEは用途さえ注意すれば無償でインストールし試用することができます。

普段使わないような機能や技術も自宅のパソコンにあるOracleで検証してみると、実際にどんな風に動き、どんな仕組みになっているか理解を深めることができます。
自宅で勉強用にORACLEデータベースを無償でダウンロードし構築する方法

3.問題集

私が受験したときは黒本、黒本の章末問題だけで合格しました。最近はWEBの問題集もあるので利用してみても良いと思います。
WEB問題集はこちらから

ORACLE MASTER Oracle Database 11g Silver 試験番号:1Z0-052 (オラクルマスタースタディガイド) [ 鈴木佐和 ]

 

モバイルバージョンを終了