ここでは、ORACLEデータベースでオブジェクト権限をSQLで確認する方法を紹介します。
オブジェクト権限を付与するSQLは↓で紹介していますので参考にしてください。
>>【ORACLE】オブジェクト権限を付与・取消するSQL
オブジェクト権限を確認するSQL
全てのユーザのオブジェクト権限を参照するときはDBA_TAB_PRIVSを参照します。
SELECT * FROM DBA_TAB_PRIVS;
ログインユーザのオブジェクト権限のみを確認するときはUSER_TAB_PRIVSを参照します。
SELECT * FROM USER_TAB_PRIVS;
DBA_TAB_PRIVSとUSER_TAB_PRIVSの列の値の意味は次の通りです。
・GRANTEE
オブジェクト権限を付与されたユーザー
・OWNER
オブジェクトの所有しているユーザー
・TABLE_NAME
オブジェクトの名称
・GRANTOR
権限を付与を実行したユーザー
・PRIVILEGE
オブジェクト権限の種類
・GRANTABLE
オブジェクト権限がGRANT OPTION付きで付与された場合はYES、そうでない場合はNO
・HIERARCHY
オブジェクト権限がHIERARCHY OPTION付きで付与された場合はYES、そうでない場合はNO
まとめ
オブジェクト権限はDBA_TAB_PRIVSを参照して確認することが出来ます。
ログインユーザのオブジェクト権限のみを確認したいときはUSER_TAB_PRIVSを使います。
権限については↓でも紹介していますのでぜひ参考にしてください。
・【ORACLE】権限とは?システム・オブジェクト権限について
・【ORACLE】システム権限を付与・取消するSQL
・【ORACLE】システム権限の一覧
・【ORACLE】ユーザに付与されている権限を確認するSQL
・【ORACLE】ロールに付与されている権限を確認するSQL