OracleMasterExpertパフォチューに一ヵ月で合格した勉強方法


今回はORACLE DBの資格の中でも貴重でかつ難関の試験と言われる「Oracle DB Expert パフォーマンス&チューニング」資格の試験対策、勉強方法について解説します。

もちろん私も今年2017年に「Oracle DB Expert 11g パフォーマンス&チューニング」試験に合格しました。そのときの合格点数は98点です。ほぼ満点。どこをミスしたか分かりませんでした。ちなみに試験受験時は、「ORACLE DB 12c GOLD」試験に合格して1ヵ月後でしたので頭の中はORACLE一色でした。

↓実際に私が合格したときのスコアレポートです。

「Oracle DB Expert パフォーマンス&チューニング」試験とは

試験の概要

ORACLE Expert試験シリーズの中でも一番実務での活用が見込め、かつ重宝されるであろう資格です。
試験は120分、全85問で合格ラインが64%となっています。他の受験記などを見てもらうと分かりますが簡単な試験ではありません。特に日頃、ORACLEの性能やチューニング問題に関わった経験がないとハードルはさらに高くなります。

資格のメリット

1.パフォーマンスチューニングの方法を体型的な学習

この資格試験の学習を通して、一段とORACLEに精通することができます。ORACLEの性能分析手法、チューニングの勘所、ORACLEツールを活用した性能改善施策に至るまで豊富な知識を習得することができます。

中でもチューニングの方法については、I/Oチューニング、SQLチューニング、SGA/PGAといったメモリチューニングなど多岐にわたる手法を身につけることができ、現場での性能問題の改善に役立てることができます。

2.就職や転職で有利

就職活動する前に取得している人はそういないと思います。私は転職前に取得しました。転職の面接では「チューニング得意なんだ。すごいね。履歴書はバッチリだな」と称賛されました。ORACLE 12c GOLDとこの資格の2つを引っさげて転職活動すれば引く手あまたです。転職活動は余裕でした。

3.Oracleチューニングができる人材は希少性が高い

あなたの周りにもORACLEデータベースの導入や管理、運用を得意とする人は良くいませんか。DataBase資格の方がメジャーということもありますし、日常的に関わる機会が多いことも理由の一つです。ただそういった人たちの中でORACLEのチューニングができる人はごくわずかです。

大手企業しかり下請けのベンダーしかり。しかしデータベースの性能問題が絶えることはありません。ぜひこの資格を取得して貴重な人材になってほしいと思います。

試験対策、勉強方法

1.王道のORACLE黒本で基礎知識の習得

やはりただ資格試験に合格するだけでは技術者としては意味がありません。きちんと基礎知識を習得してこそORACLE技術者です。なにより、私は当初、認定試験を受験することよりも、現場の性能問題を解決したくて黒本を購入しました。

黒本には性能レポートの読み方や待機イベントの内容や調査の仕方、チューニングの実装方法が事細かに書かれており非常に役立ちます。どこのWEBサイトを見るよりも親切丁寧だと思います。黒本をみつつ試行錯誤、検証することで現場の性能問題も解決することができました。
ORACLEチューニング黒本の商品情報はこちら

2.実機検証

ぜひお家のパソコンにORACLEをインストールしてパラメータをいじってみてください。ORACLEは用途さえ注意すれば無償でインストールし試用することができます。普段使わないような機能や技術も自宅のパソコンにあるOracleで検証してみると、実際にどんな風に動き、どんな仕組みになっているか理解を深めることができます。
自宅で勉強用にORACLEデータベースを無償でダウンロードし構築する方法

3.WEB問題集

正直、試験に合格するだけならこれだけでもいけます(笑)私は黒本の問題集も正答率が100%になるまでやり込んでいきましたが、同じような問題はあまり多くはありませんでした。

心配性の私は試験対策としてWEBの問題集も買っていましたがこれがアタリでした。日本語の怪しいサイトは控え、少し他のサイトよりは割高でしたが、日本に本社があり日本で運用されている会社を選択しWEB問題集を購入し正答率が98%になるまで繰り返しました。

私がWEB問題集を購入したサイトはこちら:TESTVALUE

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。

SQLのチューニングについては、「SELECT文のSQLチューニング方法まとめ」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。